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千年の歴史を誇る京都には、さまざまな伝統文化が今も息づいています。たとえば、豊臣秀吉に仕えた千利休によって大成された茶道は、その後、さまざまな流派に分かれていきました。その中でも利休の子孫である「三千家」つまり表千家(不審庵=ふしんあん)、裏千家(今日庵=こんにちあん)、武者小路千家(官休庵=かんきゅうあん)や、利休の弟弟子が始めた藪内家は、いずれも京都に本拠を置いて茶の心の継承に努めています。京都の六角堂(頂法寺)の住職を兼ねる池坊家は、今も日本の華道の一大中心としての地位を保ち続けています。その他にも、能の金剛流、舞の井上流、狂言の大蔵流(茂山家)など、京都に本拠を置く伝統芸能の流派は数限りなくあります。その多くは家元制度を導入し、全国的なネットワークを創り上げて門人の育成をおこない、同時に伝統文化の中心としての京都の地位を高めているのです。
四条大橋の東側には、歌舞伎(かぶき)の劇場として有名な「南座」があり、毎年12月に行われる「顔見世」は特に多くの観客を集めています。鴨川の四条河原は17世紀初めに出雲阿国(いずものおくに)が「かぶき踊」を始めたところです。
京都の伝統芸能として、雅楽(ががく)も忘れることはできません。雅楽は平安時代には宮廷の儀式に欠かせない音楽・舞踊として発展し、現代まで受け継がれているのです。
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