京都を学ぼう

京都の文化 祭(同志社女子大学教授 山田 邦和)

祇園祭に豪華な山鉾

祇園祭 京都では、ほとんど毎日のようにどこかでお祭りがおこなわれています。最もよく知られているのは、山鉾巡行をクライマックスとする祇園祭でしょう。都の大路を豪華な山鉾が32基も進んでいく様子は、まさに日本一の祭の名にふさわしい光景です。祇園祭はもともと平安時代の流行病の退散を願う祭として始まりました。山鉾巡行は、室町時代に始まった、京都の豊かな商工業者を中心とする町衆の力を示すためのパレードです。

平安時代から続く葵祭

 「京都の三大祭」と言われるのは、祇園祭のほか、葵祭と時代祭です。葵祭は祇園祭のきらびやかさと違って雅びなものです。それもそのはず、葵祭は平安時代には賀茂祭と呼ばれる、上賀茂・下鴨両神社の例祭でした。ここでは、天皇の代理として神に仕える斎王(現在は斎王代)が御所を出発し、京都の町を静かに練り歩きながら両社へと向かうのです。時代祭、これは京都の中では極めて新しい祭です。平安京ができて1100年目であることを記念して、明治時代に新設されました。それでももう百年余の歳月が流れており、今では京都になくてはならない年中行事としての地位を獲得しています。[京の伝統行事はこちらをクリック